栽培品目


●東京うど(出荷時期1月上旬~5月上旬)

数少ない国原産の野菜で古くは江戸時代から栽培されており「江戸東京野菜」と呼ばれております。うどの上部と葉に日光を当て、先を緑化させたのが山うどに対し日光に当てないよう地下の室と呼ばれる深さ3~4mの穴蔵で育て、茎を白く伸ばす(軟化栽培)のが東京うど呼ばれております(軟化うど・軟白うど)。年々生産者は減少し私の地区も最盛期は沢山の生産者がいましたが現在は3名になります。シャキシャキとした食感が魅力で疲労回復の働きがあるアスパラギン酸や、肝臓に脂肪がたまるのを防ぐコリンなどが豊富に含まれています。


●ロマネスコ(出荷時期10月下旬~12月)

見た目が幾何学模様でインパクトのあるカリフラワーです。カリカリとした食感が魅力です。当園で何種類かの品種を使い分け長い期間出荷できるよう心がけております。

●バイオレットカリフラワー(出荷時期11月)

茹でるとアントシアンによって着色されていた紫色が緑色になる不思議なカリフラワー。見た目はブロッコリーに近いですが、食感はやわらかいです。※茹でても色が変わらない紫カリフラワー(パープルカリフラワー)もあり今後栽培検討中です。

●オレンジカリフラワー(出荷時期10月中旬~11月中旬)

白いカリフラワーより甘みが有り、茹でても色が変わらずカラフルな色どりが楽しめるカリフラワー。他のカリフラワーと違いβカロテンが豊富に含まれています。



●カリフラワー(出荷時期10月中旬~2月中旬)

元々はブロッコリーより早く普及していましたが近年は栄養素の高く栽培のしやすいブロッコリーに比べ減少しております。しかしながらコリコリとした食感からほくほくした食感も楽しめブロッコリーより様々な料理に使えます。色が白いため市場流通の際汚れが目立ちやすいですが当園では特に色の白さにこだわり、花蕾が日に焼けて色が変わらないように努めております。

●ブロッコリー(出荷時期10月中旬~12月下旬)

先代から始めたブロッコリー。当時周りはキャベツを多く栽培していましたが当園ではいち早く栽培していました。カリフラワーに比べ栄養素が高く、たんぱく質は野菜の中では豊富に含まれております。茹でるより蒸すほうが栄養が流れずおすすめです。当園では定番品種の他、様々な品種を毎年試験的に栽培し品質向上に努めております。

他少し変わったキャベツ、緑色のカリフラワーも少量ですが栽培しております。